妊娠中・妊婦さんが鉄分不足になる3つの原因と予防方法!つわりも原因?

女性には鉄分が足りなくて貧血になる人が多く見られます。
それは毎月の生理があるせいです。
その女性が妊娠するとさらに鉄分不足になり、貧血になる確率が高くなってしまいます。
もともと貧血でなかった人が妊娠をきっかけに貧血になることもありますし、妊婦さんの5人に1人はひどい貧血で悩まされているそうです。
妊婦さんはどうして鉄分不足になりやすいのでしょうか。

 

妊娠中は大量の鉄分が必要!

生労働省が発行している2015年版の「日本人の食事摂取基準」によると、成人女性の一日に必要な鉄分の量は8.5rとなっています。
妊娠初期には月経がなくなるため、一時的に必要量は少なくなり、一日7.5rでいいんですが、妊娠中期以降は18.0rの鉄分が必要とされているんです。
これでは、よほど意識して鉄分を摂取していないとすぐに鉄分不足になってしまいますね。
元々、20代女性が普段の食事から摂取できている鉄分量は平均で6.2r、30代女性で6.7rと、妊娠していなくても必要量に達していないんですから、40%の妊婦さんが貧血になるというのもうなずけます。

 

妊婦さんの鉄分不足の3つの原因とは?

赤ちゃんにも血液が必要

赤ちゃんの体を作るものは母親の血液です。
その血液を使って体や臓器、赤ちゃんの血液も作られていきます。
赤ちゃんの体が作られるまでは母親の血液がどんどん赤ちゃんに吸収されてしまいます。
血液が足りなくなれば、それを作るための材料である鉄分もどんどん消費されていってしまいます。
ですから、鉄分を意識して摂取するようにしないとすぐに鉄分不足になってしまいます。
妊婦さんの一日の必要な鉄分量が普段の1.5倍になるのはこのためです。

 

必要な栄養素を摂取できない

妊娠すると多くの人がつわりを経験します。
赤ちゃんが体内ですくすく育っている証拠でもありますが、このつわりの時期には気分が悪くなって思うように食べ物を食べることができなくなってしまいます。
せっかく食べてもすぐに戻してしまうこともあります。
また、この時期には味覚が変わってしまって、以前食べられたものが食べられなくなることもあります。
体調も崩しやすくなかなかバランスのとれた食事を摂ることができません。
そのため、体内の栄養不足が深刻になり、鉄分不足になってしまうのです。

 

赤ちゃんに酸素を運ぶためにも鉄が必要

お腹の中にいる赤ちゃんは、肺呼吸をすることができません。
そのため、生まれるまでは血液によって酸素を赤ちゃんに運び続けることになります。
その酸素を運ぶのは、血液中の赤血球です。
赤血球は鉄分を原料とするヘモグロビンというタンパク質でできていますから、鉄分が多く必要になります。
肺呼吸ができない赤ちゃんが胎内で育つためには多くの鉄分が必要になるため、妊婦さんは鉄分不足になりやすいのです。

 

鉄分不足とつわりの関係

つわりは妊娠初期に起こるとても辛い吐き気や嘔吐の症状です。
つわりの原因ははっきりとは解明されていませんが、母体の筋肉や神経系統を挙上させて体内に胎児のスペースを作るためのものですから、嘔吐を無理に我慢する必要はありません。
ですが、つわりになると気分が悪くなって食物を十分に摂取できなくなってしまいますから、鉄分が不足しやすくなります。
つわりで食事が食べられないと鉄分不足で貧血になり、貧血になるとめまいやつわりがひどくなり、より一層食べられなくなる、という負の連鎖に入ってしまうと、妊娠初期がとても辛いものになってしまいます。
ですから、どこかできちんと栄養を摂取する必要があるんです。
母体が貧血になると、赤ちゃんの発育にも悪い影響を与えてしまう場合がありますから、気を付けましょう。

 

妊娠中の貧血を予防するには

妊娠中の貧血を予防するには、月並みですが鉄分の豊富な食事を摂る事が大切になります。
妊娠初期は必要な鉄分量が減るとはいえ、元々日本人女性の一日の鉄分の平均摂取量が妊娠初期の必要量にも足りていないんですから、意識して鉄分を摂取しなくてはいけないんです。

ヘム鉄を摂る!

そのためには、ヘム鉄の豊富な食材を摂取するようにしましょう。
鉄分にはヘム鉄と非ヘム鉄があり、動物性の食品に含まれているものはヘム鉄、植物性の食品に含まれているものは非ヘム鉄と言います。
体への吸収率は、ヘム鉄が15〜25%なのに対し、非ヘム鉄は2〜5%と少ないんです。
だから、ヘム鉄の多いレバーや牛肉、イワシ、卵黄などを摂取するようにしましょう。
つわりでこれらのものを食べるのが辛いという人は、鰹節やアサリなどのあっさりしたものでヘム鉄を摂取しましょう。

ビタミンC・たんぱく質を摂る!

また、体への吸収率が低い非ヘム鉄も、鉄分の吸収を助けてくれるビタミンCや動物性たんぱく質と一緒に摂ると吸収率が高まります。
小松菜やホウレン草、納豆などの非ヘム鉄が含まれる食品も摂取しておきましょう。

鉄分の吸収を阻害するものは控える!

コーヒーや緑茶に含まっるタンニンは、鉄分の吸収を阻害してしまいますから、食事中に飲むのは控えるようにしてください。

葉酸やビタミンB12を摂る!

また、血液を作るのは鉄分だけではありません。
妊活時から摂取が推奨されている葉酸や、造血のビタミンと言われるビタミンB12も、赤血球の中にあるヘモグロビンの合成を助けているんです。
鉄分が足りていても、葉酸やビタミンB12が不足していると貧血になってしまう事もあります。
葉酸やビタミンB12は水溶性ビタミンで、余った分は排出されてしまいますから、こまめに摂取し続けましょう。

病院に行く!!

これらを行っても貧血になってしまう場合は、病院でしっかり見てもらって下さい。
鉄剤を処方してもら事も出来ますよ。

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